肝癌治療のエビデンスとガイドライン エビデンスの検証とガイドライン
肝癌に対する肝切除
久保 正二
1
,
竹村 茂一
,
田中 肖吾
,
新川 寛二
,
金沢 景繁
1大阪市立大学 肝胆膵外科
キーワード:
ドレナージ
,
肝細胞癌
,
肝切除
,
EBM
,
アジュバント化学療法
,
診療ガイドライン
,
周術期管理
,
ネオアジュバント療法
,
肝動脈塞栓術
,
腹腔ドレナージ
Keyword:
Drainage
,
Hepatectomy
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Practice Guidelines as Topic
,
Chemotherapy, Adjuvant
,
Evidence-Based Medicine
,
Perioperative Care
,
Neoadjuvant Therapy
pp.848-851
発行日 2014年8月1日
Published Date 2014/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014279931
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今回の改訂において,新たなエビデンスと項目が追加された.手術適応における肝機能と肝切除量とのバランスの重要性,網羅的観点からの標準的肝切除術式,肝癌進展度の上限からの適応が詳細に記載された.肝切除後予後因子,切除断端距離および系統的切除についてはエビデンスが追加された.凍結血漿の必要性について変更され,腹腔ドレーンの項目が新たに作成された.推奨できる肝切除術前後の補助化学療法はみられなかった.
©Nankodo Co., Ltd., 2014