肝細胞癌update 2012
治療 肝癌治療ガイドラインについて
久保 正二
1
,
竹村 茂一
,
上西 崇弘
,
坂田 親治
,
塚本 忠司
,
金沢 景繁
1大阪市立大学 肝胆膵外科
キーワード:
肝切除
,
肝臓腫瘍
,
EBM
,
アルゴリズム
,
診療ガイドライン
,
肝動脈塞栓術
,
ラジオ波焼灼術
Keyword:
Algorithms
,
Hepatectomy
,
Liver Neoplasms
,
Practice Guidelines as Topic
,
Evidence-Based Medicine
pp.191-198
発行日 2012年2月1日
Published Date 2012/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2012133348
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『科学的根拠に基づく肝癌診療ガイドライン』はevidence-based medicine(EBM)の手法に従って作成され、きわめて簡便なガイドラインである。日本肝臓学会提唱の「コンセンサスに基づく肝癌治療アルゴリズム2010」は、現在本邦で広く行われている治療法を示したものである。欧米の治療アルゴリズムは本邦での日常臨床にそぐわず、あまり用いられていない。現在進行しているsurgery vs. radiofrequency ablation(SURF)trialなどによって明確なエビデンスを築き、ガイドラインの内容を改訂していく必要がある。
©Nankodo Co., Ltd., 2012