超高齢者に対する外科治療の問題点
超高齢者に対する大腸癌手術の問題点
前田 耕太郎
1
,
花井 恒一
,
佐藤 美信
,
升森 宏次
,
小出 欣和
,
松岡 宏
,
勝野 秀稔
,
遠藤 智美
1藤田保健衛生大学 外科
キーワード:
インフォームドコンセント
,
術後管理
,
人工肛門造設術
,
術前診断
,
大腸腫瘍
,
80歳以上高齢者
,
大腸切除
Keyword:
Aged, 80 and over
,
Informed Consent
,
Postoperative Care
,
Colorectal Neoplasms
pp.505-508
発行日 2014年5月1日
Published Date 2014/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014162869
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超高齢者大腸癌の頻度は増加しているが,患者は種々の臓器の機能低下や合併症,手術既往,認知症などを有していることが多い.超高齢者大腸癌でも根治切除が可能ならば,非高齢者とほぼ同等の予後が得られることも報告されている.術前に十分なリスク評価と機能改善の対応ならびに治療を行い,可能ならばより低侵襲で根治的な治療を施行する.術後にはせん妄や種々の機能低下に注意して術後管理を行う必要がある.
©Nankodo Co., Ltd., 2014