超高齢者に対する外科治療の問題点
超高齢者に対する胆道手術の問題点
高屋敷 吏
1
,
清水 宏明
,
大塚 将之
,
加藤 厚
,
吉富 秀幸
,
古川 勝規
,
久保木 知
,
岡村 大樹
,
鈴木 大亮
,
酒井 望
,
中島 正之
,
宮崎 勝
1千葉大学 臓器制御外科学
キーワード:
肝切除
,
術前管理
,
胆管腫瘍
,
胆道腫瘍
,
治療成績
,
80歳以上高齢者
,
胆管切除術
,
内視鏡的胆道ドレナージ
Keyword:
Aged, 80 and over
,
Bile Duct Neoplasms
,
Biliary Tract Neoplasms
,
Hepatectomy
,
Preoperative Care
,
Treatment Outcome
pp.509-513
発行日 2014年5月1日
Published Date 2014/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014162870
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
超高齢者に対する胆道癌手術においては,日常生活動作(ADL)低下を招く術前胆道ドレナージの必要性や手術の過大侵襲などからその適応・治療方針が問題となるが,自験例を含めたこれまでの検討では,非高齢者と同様に安全かつ根治的な肝切除・胆管切除再建が可能であることが示されてきている.ただし,あくまで"適切な患者選択"が前提であり,術前機能評価,基礎疾患の治療状態,患者希望など個々の症例で治療方針を決定することが肝要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2014