臨床経験
腹腔鏡下大腸切除術における臍部切開の検討
佐藤 嘉紀
1
,
道傳 研司
,
清水 さつき
,
平能 康充
,
服部 昌和
,
橋爪 泰夫
1福井県立病院 外科
キーワード:
大腸疾患
,
臍帯ヘルニア
,
手術創感染
,
入院期間
,
腹腔鏡法
,
臍
,
後向き研究
,
治療成績
,
大腸切除
Keyword:
Hernia, Umbilical
,
Length of Stay
,
Laparoscopy
,
Surgical Wound Infection
,
Retrospective Studies
,
Umbilicus
,
Treatment Outcome
pp.636-639
発行日 2013年6月1日
Published Date 2013/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013325740
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2年間に行った腹腔鏡下大腸切除術92例を対象とし、切開部位別に臍部切開48例(A群)と傍臍部切開44例(B群)の2群に分けてレトロスペクティブに比較検討した。その結果、年齢、性別、BMI、術前の蛋白値、アルブミン値は両群間に有意差を認めなかった。手術時間、腫瘍径、術後合併症の発生率も両群間に有意差を認めなかった。術後の平均CT追跡期間はA群13.8ヵ月、B群18.1ヵ月で、現在までに腹壁瘢痕ヘルニアの発生はA群で臍ヘルニアを1例とポートヘルニアを1例、B群で腹壁ヘルニアを1例認めている。
©Nankodo Co., Ltd., 2013