発行日 2007年1月1日
Published Date 2007/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007098914
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腹腔鏡下大腸切除術を完遂した286例(男性157例、女性129例、平均年齢67歳)を対象として、小切開創の位置分布と感染の関係を後方視的に検証した。創感染は12例(4.2%)に生じ、すべて小切開創部でありトロカール留置のみの部で感染はなかった。また、臍部を含む小切開例における発生率は7%で、それ以外の小切開0.8%と比較して有意に多かった。小切開の感染対策として臍処置徹底が不可欠であるが、可能なら臍部回避が望ましいと思われた。
©Nankodo Co., Ltd., 2007