大腸癌肝転移up to date
大腸癌肝転移にラジオ波焼灼療法を行うべきか
長谷川 潔
1
,
大場 大
,
吉岡 龍二
,
青木 琢
,
金子 順一
,
阪本 良弘
,
菅原 寧彦
,
國土 典宏
1東京大学 肝胆膵外科・人工臓器移植外科
キーワード:
肝細胞癌
,
肝切除
,
肝臓腫瘍
,
大腸腫瘍
,
治療成績
,
ラジオ波焼灼術
Keyword:
Hepatectomy
,
Carcinoma, Hepatocellular
,
Liver Neoplasms
,
Colorectal Neoplasms
,
Treatment Outcome
pp.834-839
発行日 2013年8月1日
Published Date 2013/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013320657
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大腸癌肝転移に対する標準治療はあくまで肝切除である.ラジオ波焼灼療法(radiofrequency ablation:RFA)は局所再発率が明らかに高く,全生存でも切除を上回るものではない.低侵襲性はあくまで長期成績が担保されたうえで考慮すべきで,現時点でのRFAの適応はなんらかの理由で切除が不能な症例に限定されるべきである.
©Nankodo Co., Ltd., 2013