局所高度進行直腸癌のすべて
局所高度進行直腸癌の画像診断
小川 真平
1
,
板橋 道朗
,
廣澤 知一郎
,
橋本 拓造
,
番場 嘉子
,
進藤 廣成
,
亀岡 信悟
1東京女子医科大学 第二外科
キーワード:
MRI
,
腫瘍進行度
,
腫瘍侵入性
,
直腸腫瘍
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
陽電子放射型断層撮影
,
経直腸的超音波診断
,
腹部CT
Keyword:
Magnetic Resonance Imaging
,
Neoplasm Invasiveness
,
Neoplasm Staging
,
Rectal Neoplasms
,
Fluorodeoxyglucose F18
,
Positron-Emission Tomography
pp.239-244
発行日 2013年3月1日
Published Date 2013/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013136070
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局所高度進行直腸癌の画像診断について解説した.診断のポイントとして,肛門機能温存術式適応決定のための肛門側進展範囲の評価,側方リンパ節転移の評価などがあげられるが,なかでも腫瘍の周囲進展の評価が重要であり,剥離面に癌が露出しないようcircumferential resection margin(CRM)を確保した切除が可能か否か,隣接臓器合併切除が必要か否かなどを評価する.また,術前補助療法の効果判定にも画像検査所見が用いられる.局所高度進行直腸癌の治療方針決定に画像診断は不可欠であり,正確な診断のもと至適な治療を行うことが重要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2013