直腸癌側方リンパ節転移のすべて
直腸癌側方リンパ節転移の画像診断 超音波,CT,MRI
小川 真平
1
,
板橋 道朗
,
廣澤 知一郎
,
橋本 拓造
,
番場 嘉子
,
亀岡 信悟
1東京女子医科大学 第二外科
キーワード:
MRI
,
リンパ行性転移
,
超音波診断
,
直腸腫瘍
,
腹部CT
Keyword:
Magnetic Resonance Imaging
,
Lymphatic Metastasis
,
Rectal Neoplasms
,
Ultrasonography
pp.1447-1452
発行日 2013年12月1日
Published Date 2013/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014009722
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直腸癌側方リンパ節転移の画像診断の意義やポイント,現状や課題について解説した.直腸癌側方リンパ節転移診断は,主にCTやMRIで行われている.MRIは感度,陰性的中率(NPV)が良好であり偽陰性例の少ない診断法であるが,特異度,陽性的中率(PPV)は劣り,現状ではtrue positive例の選別に限界がある.側方郭清の適応決定に画像診断は重要な役割を担っており,良好な特異度,PPVが期待できる,質的要素を加味した診断法の確立が望まれる.
©Nankodo Co., Ltd., 2013