進行癌の治療戦略
進行直腸癌の治療戦略
田中 光司
1
,
井上 靖浩
,
問山 裕二
,
三木 誓雄
,
楠 正人
1三重大学 消化管・小児外科
キーワード:
Fluorouracil
,
腸間膜
,
直腸腫瘍
,
ネオアジュバント療法
,
直腸切除
,
放射線化学療法
Keyword:
Fluorouracil
,
Mesentery
,
Rectal Neoplasms
,
Neoadjuvant Therapy
,
Chemoradiotherapy
pp.714-718
発行日 2010年7月1日
Published Date 2010/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010250158
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本邦における進行直腸癌の治療は、側方郭清、自律神経温存手術などにより手術単独での治療成績は良好である。一方、欧米においては全直腸間膜切除術や術前(化学)放射線療法が確立され、局所再発率の低下と括約筋温存率の上昇を可能にしてきた。本稿では、当科における全直腸間膜切除術(TME)の手技と術前化学放射線療法の成績を紹介し、局所と遠隔転移再発制御のための治療戦略について考察する。
©Nankodo Co., Ltd., 2010