肝癌治療のエビデンスとガイドライン
『科学的根拠に基づく肝癌診療ガイドライン』作成と改訂の経緯
長谷川 潔
1
,
國土 典宏
1東京大学 肝胆膵外科・人工臓器移植外科
キーワード:
肝臓腫瘍
,
EBM
,
アルゴリズム
,
学術論文
,
診療ガイドライン
Keyword:
Algorithms
,
Academic Dissertations as Topic
,
Liver Neoplasms
,
Practice Guidelines as Topic
,
Evidence-Based Medicine
pp.834-838
発行日 2014年8月1日
Published Date 2014/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2014279928
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『科学的根拠に基づく肝癌診療ガイドライン』第3版は,初版・第2版と同様evidence-based medicine(EBM)の手法を用いて改訂された.まず,57個のClinical Question(CQ)を設定し,検索式を立て,2007年7月~2011年12月を対象に各CQに関連する論文を系統的に選択した.構造化抄録を作成,二次選択を経て,最終的に591篇が採択となった.これをもとに本文が執筆され,推奨グレードが決定された.改訂作業は客観性と再現性を確保しつつ,エビデンスを重視してすすめられた.
©Nankodo Co., Ltd., 2014