消化器手術における抗菌薬の適正使用
周術期における抗菌薬の適正使用 炎症性腸疾患
渡辺 和宏
1
,
小川 仁
,
三浦 康
,
内藤 剛
,
鹿郷 昌之
,
木内 誠
,
矢崎 伸樹
,
羽根田 祥
,
田中 直樹
,
大沼 忍
,
柴田 近
,
佐々木 巌
1東北大学 生体調節外科学
キーワード:
カンジダ症
,
Clostridium difficile
,
Clostridium Infection
,
炎症性腸疾患
,
サイトメガロウイルス感染症
,
抗細菌剤
,
日和見感染
,
医薬品適正使用
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Candidiasis
,
Cytomegalovirus Infections
,
Clostridium Infections
,
Opportunistic Infections
,
Inflammatory Bowel Diseases
,
Clostridium difficile
pp.591-595
発行日 2011年6月1日
Published Date 2011/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2011218999
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炎症性腸疾患の重症例や難治例は炎症で全身状態が低下しており、また、ステロイド製剤などの内科治療が行われていることが多く、周術期に日和見感染を生じる場合がある。細菌、ウイルス、真菌、原虫などさまざまな微生物が感染源となりうるため、European Crohn's and Colitis Organisation(ECCO)からのガイドラインなどを参考にして、適切に診断し治療を行う必要がある。
©Nankodo Co., Ltd., 2011