日常診療で診る感染症 この疾患を見落とすな
よく見かける感染症 診断・治療の最新事情 消化管感染症
菅沼 明彦
1
1がん・感染症センター都立駒込病院 感染症科
キーワード:
カンピロバクター感染症
,
Clostridium difficile
,
Clostridium Infection
,
ELISA
,
大腸菌感染症
,
PCR法
,
抗細菌剤
,
診断用試薬キット
,
カリシウイルス科感染症
,
ノロウイルス
,
Enterohemorrhagic Escherichia coli
,
腸管感染症
Keyword:
Anti-Bacterial Agents
,
Campylobacter Infections
,
Clostridium Infections
,
Enzyme-Linked Immunosorbent Assay
,
Escherichia coli Infections
,
Reagent Kits, Diagnostic
,
Polymerase Chain Reaction
,
Clostridium difficile
,
Caliciviridae Infections
,
Norovirus
,
Enterohemorrhagic Escherichia coli
pp.835-840
発行日 2010年11月1日
Published Date 2010/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2011021863
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
・本稿では、ノロウイルス感染症、カンピロバクター感染症、クロストリジウム・ディフィシル感染症、腸管出血性病原大腸菌感染症について概説した。・ノロウイルス感染症は、市中感染症として頻度が高く、その強い感染力から病院感染対策上も重要である。・カンピロバクター感染症は、市中の細菌性腸管感染症として頻度が高く、近年抗菌薬への耐性化が進行している。・クロストリジウム・ディフィシル感染症は、病院内における細菌感染症として頻度が高く、ときに重症例・再発例を認める。・腸管出血性病原大腸菌感染症は、感染症法により3類感染症に位置付けられ、その抗菌薬治療には依然として議論がある。
©Nankodo Co., Ltd., 2010