進行癌の治療戦略
進行胃癌の治療戦略
野村 栄治
1
,
李 相雄
,
徳原 孝哉
,
谷川 允彦
1大阪医科大学 一般・消化器外科
キーワード:
Cisplatin
,
Epirubicin
,
胃腫瘍
,
胃切除
,
腫瘍多剤併用療法
,
腫瘍再発
,
リンパ節郭清
,
アジュバント化学療法
,
診療ガイドライン
,
TS-1
Keyword:
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Cisplatin
,
Gastrectomy
,
Lymph Node Excision
,
Neoplasm Recurrence, Local
,
Stomach Neoplasms
,
Epirubicin
,
Practice Guidelines as Topic
,
Chemotherapy, Adjuvant
pp.697-702
発行日 2010年7月1日
Published Date 2010/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010250155
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進行胃癌に対する治療方針として拡大手術がその主流であったが、新規抗癌剤の出現によって大きく変化し、いかに効果的な集学的治療を行えるかが課題となっている。臨床試験の積み重ねによって、真に有効な治療方法が提示されつつあるが、さらなる生存率の改善のためにはStage IIIA、IIIBに対する術前補助化学療法(NAC)の適応を広げることが望ましく、Stage IVについては適切な化学療法の後にadjuvant surgeryが行える症例を増やすことが必要と考える。
©Nankodo Co., Ltd., 2010