外科医が気を使う高齢者手術の周術期管理
高齢者胃全摘術後の経腸栄養
杉本 圭司
1
,
田村 茂行
,
三木 宏文
,
竹野 淳
,
宇治 公美子
,
吉田 敦子
,
吉岡 康多
,
小林 政義
,
柳井 亜矢子
,
金村 剛志
,
中平 伸
,
鈴木 玲
,
中田 健
,
岡村 修
1関西労災病院 消化器外科
キーワード:
胃切除
,
栄養評価
,
経腸栄養
,
術後合併症
,
術後管理
,
高齢者
,
全身性炎症反応症候群
,
リスク評価
Keyword:
Aged
,
Enteral Nutrition
,
Gastrectomy
,
Postoperative Care
,
Postoperative Complications
,
Nutrition Assessment
,
Systemic Inflammatory Response Syndrome
,
Risk Assessment
pp.263-266
発行日 2010年3月1日
Published Date 2010/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010111514
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わが国の人口動態は確実に高齢化へと向かい、内科疾患の有病率も増加している。加齢に伴う生理機能や免疫能の低下を認識し、胃切除術に比して侵襲の大きな胃全摘術リスクを評価しなければならない。当院では高齢者やハイリスク例の合併症対策として術後早期から経腸栄養による管理を導入している。高率に発生する合併症から離脱し、なかなか経口摂取がすすまない症例への術後栄養補助としても役割も担う経腸栄養は簡便な術後管理方法の一つである。
©Nankodo Co., Ltd., 2010