消化器手術のための栄養
食道癌の周術期栄養管理
亀井 尚
1
,
中野 徹
,
桜井 直
,
谷山 裕亮
,
佐藤 千晃
,
宮田 剛
,
大内 憲明
1東北大学 先進外科
キーワード:
免疫アジュバント
,
栄養評価
,
経腸栄養
,
嚥下障害
,
腫瘍多剤併用療法
,
術後管理
,
術前管理
,
食道炎
,
食道腫瘍
,
体重減少
,
放射線障害
,
周術期管理
,
ネオアジュバント療法
,
栄養管理
,
放射線化学療法
,
嚥下訓練
,
FP Protocol
Keyword:
Antineoplastic Combined Chemotherapy Protocols
,
Adjuvants, Immunologic
,
Deglutition Disorders
,
Esophageal Neoplasms
,
Enteral Nutrition
,
Esophagitis
,
Preoperative Care
,
Postoperative Care
,
Radiation Injuries
,
Nutrition Assessment
,
Weight Loss
,
Neoadjuvant Therapy
,
Perioperative Care
,
Nutrition Therapy
,
Chemoradiotherapy
,
FP Protocol
pp.837-842
発行日 2016年8月1日
Published Date 2016/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2016292328
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食道癌患者は,初診時から栄養不良を呈している症例も少なくなく,積極的な周術期栄養管理が必要である.経腸栄養を基本として,術前療法から手術,術後にかけて継続した管理を行う.栄養投与だけでなく,手術侵襲の軽減や早期離床,絶食期間の短縮など術後回復強化プログラム(ERAS)の要素も重要となる.術後は早期に経腸栄養を開始するが,経口摂取と併用することで急激な体重減少を予防する.管理栄養士による指導も有用であり,適宜行うことが望ましい.
©Nankodo Co., Ltd., 2016