発行日 2010年1月1日
Published Date 2010/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2010079908
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症例は56歳と69歳の男性で、いずれも食道癌手術施行時に経腸栄養目的で空腸瘻造設術を併施し、それぞれ術後1年4ヵ月時、術後4年3ヵ月時にイレウスを生じた。原因として、症例1では空腸瘻の固定位置が高かったために小腸が屈曲してしまったこと、症例2では空腸瘻を固定したときの固定糸が2針と少なかったために小腸が捻転したことが考えられた。治療は2例とも手術を行った。
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