ICG蛍光法の外科領域への応用
消化器手術におけるICG蛍光法を用いた術中ナビゲーション
青木 武士
1
,
村上 雅彦
,
田嶋 勇介
,
渡辺 誠
,
安田 大輔
,
草野 智一
,
松田 和広
,
大塚 耕司
,
草野 満夫
,
加藤 貴史
1昭和大学 消化器・一般外科
キーワード:
Indocyanine Green
,
胃腫瘍
,
蛍光
,
術中モニタリング
,
消化器外科
,
大腸腫瘍
,
腹腔鏡法
,
コンピュータ支援手術
Keyword:
Fluorescence
,
Indocyanine Green
,
Laparoscopy
,
Digestive System Surgical Procedures
,
Stomach Neoplasms
,
Colorectal Neoplasms
,
Monitoring, Intraoperative
,
Surgery, Computer-Assisted
pp.947-951
発行日 2009年9月1日
Published Date 2009/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009305357
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Indocyanine green(ICG)は血漿蛋白と結合し、発光ダイオード(LED)、キセノン光で励起すると白色調の蛍光像として可視化される。この特性を用いて眼底血管造影検査、乳癌センチネルリンパ節(SLN)同定、血管バイパス術におけるグラフトの評価などで臨床応用されてきた。教室では本法をはじめて胃癌、大腸癌のSLN同定に応用し、また、肝切除時における肝区域同定においても有用であることを報告している。本稿では、消化器外科におけるICG蛍光法の有用性について自験例を中心に述べる。
©Nankodo Co., Ltd., 2009