ICG蛍光法の外科領域への応用
ICG蛍光法を用いた乳癌におけるセンチネルリンパ節生検法
中村 卓
1
,
中島 祥介
1奈良県立医科大学 消化器・総合外科
キーワード:
Indocyanine Green
,
局所解剖学
,
蛍光
,
乳房腫瘍
,
センチネルリンパ節生検
,
皮膚切開
Keyword:
Anatomy, Regional
,
Breast Neoplasms
,
Fluorescence
,
Indocyanine Green
,
Sentinel Lymph Node Biopsy
pp.918-921
発行日 2009年9月1日
Published Date 2009/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009305351
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乳癌領域におけるセンチネルリンパ節生検は今後ますます普及すると思われる。しかし、ラジオアイソトープ(RI)法ではアイソトープ管理区域の問題が、また色素法では手技の習得まで時間がかかるという問題がある。Indocyanine green(ICG)蛍光法を用いたセンチネルリンパ節生検はPDE(浜松ホトニクス社)の感度調節を適宜行い、腋窩の解剖を意識する操作を行うことによって、症例数の少ない施設でも導入できる手技である。
©Nankodo Co., Ltd., 2009