ICG蛍光法の外科領域への応用
血管外科におけるICG蛍光脈管造影
海野 直樹
1
1浜松医科大学 第二外科・血管外科
キーワード:
Indocyanine Green
,
蛍光
,
血管外科
,
血管造影
,
動脈硬化症-閉塞性
,
リンパ管造影
,
リンパ浮腫
,
ブラッドアクセス
,
腎機能障害
Keyword:
Angiography
,
Arteriosclerosis Obliterans
,
Fluorescence
,
Indocyanine Green
,
Lymphedema
,
Lymphography
,
Vascular Surgical Procedures
,
Renal Insufficiency
pp.929-933
発行日 2009年9月1日
Published Date 2009/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009305353
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Indocyanine green(ICG)を用いた蛍光脈管造影を血管外科領域の診療に積極的に応用した。閉塞性動脈硬化症や、内シャント作製術、遊離空腸移植術、動脈瘤手術などの血行再建手術時の、血管吻合部の血流の確認、移植グラフトや腸管への血流状況を簡便に確認することができた。また、ICG蛍光リンパ管造影はリンパ浮腫やリンパ瘻などのリンパ還流異常を簡便かつリアルタイムで診断でき、今後さまざまな臨床応用が期待される。
©Nankodo Co., Ltd., 2009