最新癌治療 エビデンスで示す治療効果とコスト
早期胃癌
藪崎 裕
1
,
梨本 篤
1新潟県立がんセンター新潟病院 外科
キーワード:
胃鏡法
,
胃腫瘍
,
胃切除
,
医療費
,
開腹術
,
生活の質
,
腹腔鏡法
,
幽門
,
治療成績
,
病院経済学
,
診療報酬
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Economics, Hospital
,
Health Expenditures
,
Gastrectomy
,
Gastroscopy
,
Laparotomy
,
Laparoscopy
,
Pylorus
,
Quality of Life
,
Stomach Neoplasms
,
Treatment Outcome
pp.481-486
発行日 2009年5月1日
Published Date 2009/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009185199
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早期胃癌に対しては治療効果と術後生活の質(QOL)のバランスを考慮し、低侵襲で機能温存を重視した治療法が導入されている。その結果として入院療養期間の短縮が実現し、大きな医療経済効果が期待されるが、現時点ではそれらの治療法に十分な診療報酬が与えられているとはいいがたい。質の高い医療を提供するためには教育システムの整備・確立が急務であると同時に、技術の高さを正当に評価した技術料を認めることが重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2009