手術症例報告
早期胃癌に対する開腹幽門側胃切除後残胃の癌における腹腔鏡下残胃亜全摘術 1例報告
梅木 祐介
1
,
須田 康一
,
角谷 慎一
,
稲葉 一樹
,
石田 善敬
,
宇山 一朗
1藤田保健衛生大学 上部消化管外科
キーワード:
胃鏡法
,
胃腫瘍
,
胃切除
,
開腹術
,
腺癌
,
腹腔鏡法
,
Roux-en-Y吻合術
,
幽門
,
外科的ステープリング
,
胃空腸吻合術
Keyword:
Anastomosis, Roux-en-Y
,
Adenocarcinoma
,
Gastrectomy
,
Gastroscopy
,
Gastroenterostomy
,
Laparotomy
,
Laparoscopy
,
Pylorus
,
Stomach Neoplasms
,
Surgical Stapling
pp.205-210
発行日 2016年2月15日
Published Date 2016/2/15
DOI https://doi.org/10.18888/J00620.2016185096
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75歳男。26年前に他院で早期胃癌に対して開腹幽門側胃切除術を施行された。今回、貧血の精査目的に施行した上部消化管内視鏡検査で残胃空腸吻合部に癌を認めたため、腹腔鏡下残胃亜全摘術を行い、良好な結果が得られた。手術手技の実際を以下の手順に従って報告した。1)横行結腸間膜と小腸の癒着剥離。2)横行結腸と腹壁の癒着を利用した術野展開。3)残胃後壁と膵体部前面の癒着剥離。4)残胃小彎と肝左葉の癒着剥離。5)リニアステイプラーによる残胃離断。6)Overlap法による残胃空腸吻合。
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