発行日 2004年10月1日
Published Date 2004/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005078094
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小腸大量切除の結果生じる短腸症候群は,消化・吸収低下による栄養障害と重度の下痢を伴いQOLの低下を余儀なくされる疾患である.栄養管理上術後急性期の完全静脈栄養は必須であり,回復期以降に下痢症状を評価しつつ積極的に経腸栄養剤を利用することが重要なポイントとなる.近年,腸管のgrowth factorに関する研究がすすみ,残存腸管の適応の観点から今後の治療への応用が期待される
©Nankodo Co., Ltd., 2004