再発大腸癌の診断・治療 最近の進歩
治療 外科治療 肺切除の適応と術式
森 正一
1
,
平井 孝
1愛知県がんセンター中央病院
キーワード:
Carcinoembryonic Antigen
,
腫瘍進行度
,
大腸腫瘍
,
肺腫瘍
,
肺切除
,
生存分析
,
治療成績
,
年齢因子
,
比例ハザードモデル
Keyword:
Age Factors
,
Carcinoembryonic Antigen
,
Lung Neoplasms
,
Neoplasm Staging
,
Pneumonectomy
,
Colorectal Neoplasms
,
Proportional Hazards Models
,
Survival Analysis
,
Treatment Outcome
pp.854-859
発行日 2008年8月1日
Published Date 2008/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008287709
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
同時性、異時性を含めて大腸癌肺転移に対する外科治療の適応と術式について述べた。大腸癌治療ガイドラインに沿って遺残なく切除できる場合、積極的な手術療法の適応とするが、4個以上の肺転移に対しては慎重になる必要がある。手技では胸腔鏡手術、部分切除、断端陰性の確認が重要な構成要素である。予後因子の同定や共通言語としてのstagingのコンセンサスを得、化学療法の発展と協同してより適切な外科治療の適応を確立することが今後の課題である。
©Nankodo Co., Ltd., 2008