膵癌の外科治療は進歩したか
膵頭部癌 傍大動脈リンパ節転移と術後補助化学療法
黒崎 功
1
,
皆川 昌広
,
北見 智恵
,
高野 可赴
,
佐藤 大輔
,
畠山 勝義
1新潟大学 大学院消化器・一般外科
キーワード:
リンパ行性転移
,
膵臓腫瘍
,
膵頭十二指腸切除
,
生存率
,
大動脈
,
リンパ節郭清
,
アジュバント化学療法
,
治療成績
,
Gemcitabine
Keyword:
Aorta
,
Lymph Node Excision
,
Lymphatic Metastasis
,
Pancreatic Neoplasms
,
Survival Rate
,
Treatment Outcome
,
Pancreaticoduodenectomy
,
Chemotherapy, Adjuvant
,
Gemcitabine
pp.622-626
発行日 2008年6月1日
Published Date 2008/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008227104
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膵癌切除例における傍大動脈リンパ節転移は強い予後規定因子であり、明らかな転移陽性例における郭清の意義は否定されつつある。しかし一方で、新規抗癌薬による補助化学療法の有用性も指摘されるようになった。本稿では、傍大動脈リンパ節転移例における治療成績を時代的背景と抗癌薬治療の観点から検討した。術後補助療法の内容や実施期間を検討するうえで、No.16転移の有無を知ることは必要なことと思われた。
©Nankodo Co., Ltd., 2008