膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)の最新知見
ハムスターIPMN誘発モデル
足立 智彦
1
,
田島 義証
,
黒木 保
,
小坂 太一郎
,
三島 壮太
,
常岡 伯紹
,
兼松 隆之
1長崎大学 大学院移植・消化器外科
キーワード:
医学用イラストレーション
,
腺癌
,
腺癌-乳頭状
,
嚢胞腺癌
,
膵管内乳頭腫瘍
Keyword:
Adenocarcinoma
,
Adenocarcinoma, Papillary
,
Cystadenocarcinoma
,
Medical Illustration
pp.535-540
発行日 2008年5月1日
Published Date 2008/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008184847
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膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)は新しい疾患概念として注目され、その認識の高まりとともに報告例が著しく増加してきている。現在、IPMNの臨床研究は多岐にわたり進行しているが、病態の解明には多角的な研究が必要であり、動物実験はその一助として有用と思われる。われわれは、ハムスターを用いてヒトIPMNと類似した病理組織学的特徴をもつ膵管内乳頭状腫瘍の実験的誘発に成功した。本稿では、ハムスターIPMN誘発モデルを紹介し、臨床との接点および応用について述べた。
©Nankodo Co., Ltd., 2008