センチネルノードナビゲーション手術(SNNS)の進歩と展望
消化器癌 胃癌 SNNS導入による胃癌治療の変化
二村 浩史
1
,
矢永 勝彦
1東京慈恵会医科大学 消化器外科
キーワード:
Indocyanine Green
,
胃腫瘍
,
センチネルリンパ節ナビゲーション手術
Keyword:
Indocyanine Green
,
Stomach Neoplasms
pp.405-409
発行日 2008年4月1日
Published Date 2008/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008152818
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胃癌センチネルノードナビゲーション手術(SNNS)は本邦から発信された臨床研究であり、その有用性が報告されている。リンパ流域切除は郭清範囲を術中に個別に同定することで、郭清と同等の効果が期待できる。内視鏡的粘膜下層剥離術後にリンパ節転移の可能性が否定できない場合を含め、今後の早期胃癌治療はSNNSと腹腔鏡下手術の融合によってSN転移陰性例に対する腹腔鏡下手術による手術の低侵襲化や縮小手術の個別化などを可能にすると見込まれる。
©Nankodo Co., Ltd., 2008