センチネルノードナビゲーション手術(SNNS)の進歩と展望
癌の外科治療におけるSNNSの今後の展望
市倉 隆
1
,
菅澤 英一
,
坂本 直子
,
矢口 義久
,
望月 英隆
1防衛医科大学校 外科
キーワード:
胃腫瘍
,
リンパ行性転移
,
乳房腫瘍
,
リンパ節郭清
,
微小転移
,
センチネルリンパ節
,
センチネルリンパ節ナビゲーション手術
Keyword:
Sentinel Lymph Node
,
Breast Neoplasms
,
Lymph Node Excision
,
Lymphatic Metastasis
,
Stomach Neoplasms
,
Neoplasm Micrometastasis
pp.370-374
発行日 2008年4月1日
Published Date 2008/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008152812
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テーラーメード癌治療としてセンチネルノードナビゲーション手術(SNNS)が期待され、SN生検陰性例に対し乳癌では腋窩郭清省略が、早期胃癌ではSN station郭清が行われている。縮小手術以外に、転移陽性例に対する郭清拡大、術前補助療法や化学放射線療法の指標としての意義もSN生検に期待できる。今後さらにSNNSをすすめるにはSN同定手技の確立、微小転移の術中診断、SN生検false negativeへの対応、SNの術前評価など解決すべき課題が残されている。
©Nankodo Co., Ltd., 2008