センチネルノードナビゲーション手術(SNNS)の進歩と展望
SNNSの歴史と進歩
愛甲 孝
1
,
上之園 芳一
,
夏越 祥次
1鹿児島大学 大学院腫瘍制御学・消化器外科学
キーワード:
胃腫瘍
,
リンパ行性転移
,
食道腫瘍
,
乳房腫瘍
,
近代医学史
,
微小転移
,
センチネルリンパ節
,
センチネルリンパ節ナビゲーション手術
Keyword:
Sentinel Lymph Node
,
Breast Neoplasms
,
Esophageal Neoplasms
,
Lymphatic Metastasis
,
Stomach Neoplasms
,
History, Modern 1601-
,
Neoplasm Micrometastasis
pp.362-369
発行日 2008年4月1日
Published Date 2008/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008152811
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センチネルリンパ節(SN)の概念の導入は、最近の外科臨床に大きなインパクトを与えたブレイク・スルーの一つである。わが国においても、乳癌の治療ではSNの概念はすでに外科治療の方針を大きくかえた。また、消化器癌においてもすでにかえつつある。しかし、SNの概念の臨床応用にあたってはいくつかの問題点があるのも事実である。国内外において、SNNSがいかに進歩してきたか歴史的背景を知り、その進歩の過程での問題点の理論的検証をすすめることはきわめて重要である。癌治療の臨床の現場でのさらなる展開に期待したい。
©Nankodo Co., Ltd., 2008