胃癌の外科 最近の諸問題
胃癌における最近の諸問題
市倉 隆
1
,
帖地 憲太郎
,
菅澤 英一
,
望月 英隆
1防衛医科大学校 外科
キーワード:
胃腫瘍
,
胃切除
,
抗腫瘍剤
,
リンパ節郭清
,
胃形成術
,
放射線化学療法
,
TNM分類
,
センチネルリンパ節ナビゲーション手術
Keyword:
Antineoplastic Agents
,
Gastrectomy
,
Lymph Node Excision
,
Neoplasm Staging
,
Stomach Neoplasms
,
Gastroplasty
,
Chemoradiotherapy
pp.1647-1652
発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007069232
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胃癌治療にはガイドラインに代表される標準化と各症例に応じた縮小あるいは拡大への個別化という二つの流れがある。胃癌治療の標準化に求められる質の高いエビデンスは現時点では十分とはいいがたいが、手術治療、化学療法それぞれの分野で臨床試験がすすめられつつある。治療個別化のためにはsentinel node生検などの工夫とともに術中診断の精度が重要で、分子生物学的手法も期待される。胃癌の諸問題につき診断と治療を中心にoverviewした。
©Nankodo Co., Ltd., 2006