腫瘍栓のすべて
病理、腫瘍マーカー、画像 腫瘍栓の画像診断
宮田 量平
1
,
安藤 暢敏
1東京歯科大学市川総合病院 外科
キーワード:
画像診断
,
下大静脈
,
血管造影
,
MRI
,
X線CT
,
門脈造影
,
流血中腫瘍細胞
,
超音波内視鏡検査
Keyword:
Angiography
,
Diagnostic Imaging
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Neoplastic Cells, Circulating
,
Portography
,
Vena Cava, Inferior
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Endosonography
pp.146-152
発行日 2008年2月1日
Published Date 2008/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008135403
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腫瘍栓の画像所見は、腫瘍栓自体を描出する直接的所見と腫瘍栓に付随する肝や血行動態の変化である間接的所見に分類される。直接的所見としてはFilling defect,thread and streaks signがあり、間接的所見としてはcavernous transformation,下大静脈(IVC)側副路発達、静脈径の拡大、肝楔状区域変化、T1リング、コロナの乱れがある。また経皮経肝門脈造影、経皮経肝ないしは超音波内視鏡下生検などの侵襲的検査の診断能は高いとされる。
©Nankodo Co., Ltd., 2008