吻合法 70年の変遷から学ぶこと
上部消化管バイパス手術
八木 草彦
1
,
本田 和男
,
小林 展章
1愛媛大学 大学院器官制御外科学(第一外科)
キーワード:
医学用イラストレーション
,
胃腫瘍
,
外科用ステープラー
,
Roux-en-Y吻合術
,
胃空腸吻合術
Keyword:
Anastomosis, Roux-en-Y
,
Gastroenterostomy
,
Medical Illustration
,
Surgical Staplers
,
Stomach Neoplasms
pp.102-104
発行日 2008年1月1日
Published Date 2008/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008119505
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
上部消化管バイパス手術は、癌のさまざまな治療法が発達した現在でも臨床の場ではいまだ必要とされる手術である。この手術を施行するにあたって留意しなければならないことは、バイパス手術を必要とする患者に求められているのは悪性疾患の治療ではなく通過障害の回避であることの十分な認識である。上部消化管バイパス手術を必要とする患者は状態がわるいかわるくなりつつあることが多く、簡易で確実に目的が達成されかつ侵襲の少ない方法で施行されるべきである。
©Nankodo Co., Ltd., 2008