吻合法 70年の変遷から学ぶこと
胃手術 噴門側胃切除術
大山 繁和
1
,
徳永 正則
,
比企 直樹
,
福永 哲
,
瀬戸 泰之
,
山口 俊晴
1癌研究会有明病院 消化器外科
キーワード:
医学用イラストレーション
,
胃腫瘍
,
胃切除
,
外科用ステープラー
,
食道空腸吻合術
,
胃空腸吻合術
,
食道胃吻合術
Keyword:
Gastrectomy
,
Gastroenterostomy
,
Medical Illustration
,
Surgical Staplers
,
Stomach Neoplasms
pp.24-31
発行日 2008年1月1日
Published Date 2008/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008119493
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
噴門側胃切除術に際して必要な、食道胃吻合、食道空腸吻合、空腸胃吻合について、手縫い吻合を主に、梶谷環先生の『消化器癌手術アトラス』を参考に解説した。噴門側胃切除術は、噴門という胃のもっとも重要な部分が切除されるため、その機能の代償がきわめてむずかしい。したがって、再建法も著しく変遷している。その変遷を提示するとともに、現在のところ筆者がもっとも経過が安定していると考えている空腸間置術(short interposition)を提示した。噴門側胃切除術は、根治性、術後QOLのみならず、残胃の癌も見落とすことがないような再建法を行うべきである。
©Nankodo Co., Ltd., 2008