術中出血の防止と止血の要点
肝左葉切除術
三輪 史郎
1
,
宮川 眞一
1信州大学 外科
キーワード:
医学用イラストレーション
,
肝切除
,
外科的止血
,
失血-外科
Keyword:
Hemostasis, Surgical
,
Hepatectomy
,
Medical Illustration
,
Blood Loss, Surgical
pp.1712-1717
発行日 2007年12月1日
Published Date 2007/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2008117105
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肝左葉切除術は肝臓外科においての基本手技を網羅したもっとも定型的な肝切除の一つである。手術は、大きく分けて肝門部へのアプローチ、肝左葉の授動と肝離断の三つの段階で構成されている。各段階とも、血管へのアプローチ、処理を丁寧に行えば、不測の出血は起りえない。肝切除の成績を決定する重要な因子の一つは術中出血量である。この出血量軽減のためにも、確実で正確な肝の解剖学的知識に基づいた手術操作が求められる。
©Nankodo Co., Ltd., 2007