外科領域における各種メュシュ(人工繊維布)・フィルムの応用
非吸収性人工繊維布(補強)の応用 d)直腸脱
荒武 寿樹
1
,
亀岡 信悟
1東京女子医科大学 第二外科
キーワード:
医学用イラストレーション
,
外科用メッシュ
,
直腸脱
,
直腸固定術
Keyword:
Medical Illustration
,
Surgical Mesh
,
Rectal Prolapse
pp.1142-1149
発行日 2007年10月1日
Published Date 2007/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007346117
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直腸脱の術式は数多くあるが、画一的に行うのではなく個々の病態を考慮した術式選択が推奨されている。古くはおもに経肛門的に行われてきた。本邦でもGant-三輪法、Thiersch法など経肛門的手術が主流であった。近年、腹腔鏡下手術の普及や手術侵襲に対する術中・術後の管理の進歩に伴い、その再発率の低さから経腹的な直腸固定術が行われるようになってきている。本稿では人工非吸収性不織布(メッシュ)を用いた術式について解説する。
©Nankodo Co., Ltd., 2007