外科領域における各種メュシュ(人工繊維布)・フィルムの応用
非吸収性人工繊維布(補強)の応用 c)食道裂孔ヘルニア、横隔膜ヘルニア
武田 茂
1
,
岡 正朗
1山口大学 大学院消化器・腫瘍外科学
キーワード:
医学用イラストレーション
,
横隔膜ヘルニア
,
外科用メッシュ
,
術後合併症
,
食道裂孔ヘルニア
,
腹腔鏡法
Keyword:
Hernia, Diaphragmatic
,
Hernia, Hiatal
,
Medical Illustration
,
Laparoscopy
,
Postoperative Complications
,
Surgical Mesh
pp.1135-1141
発行日 2007年10月1日
Published Date 2007/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007346116
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
食道裂孔ヘルニアや横隔膜ヘルニアに対しては腹腔鏡下修復術が標準術式となっているが、傍食道型などヘルニア門の大きな症例では、単閉鎖のみでは再発しやすく、人工繊維布を用いた修復術が有用である。癒着防止のためpolytetrafluoroethylene(PTFE)製品が使用されることが多く、ヘルニアの程度により裂孔の縫縮をメッシュで補強する手技や、ヘルニア門をtension freeの状態で閉鎖する手技があるが、いずれも良好な成績が得られている。
©Nankodo Co., Ltd., 2007