大腸肛門病外科-最新のトピックス
肛門疾患 骨盤臓器脱の手技と工夫
神山 剛一
1
,
荒木 靖三
,
野明 俊裕
,
鍋山 健太郎
,
岩谷 泰江
,
小篠 洋之
,
的野 敬子
,
岩本 一亜
,
新垣 淳也
,
佐藤 郷子
,
高野 正博
1大腸肛門病センターくるめ病院
キーワード:
外科用メッシュ
,
子宮脱
,
直腸脱
,
腹腔鏡法
,
Delorme手術
,
直腸固定術
Keyword:
Laparoscopy
,
Surgical Mesh
,
Rectal Prolapse
,
Uterine Prolapse
pp.1507-1512
発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2013087108
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骨盤臓器脱は骨盤内における結合織の脆弱化に起因する病態と位置づけられるが、直腸脱や性器脱といった従来の疾患概念においては、いまだ共通の認識にはいたっていないようである。治療に関しても直腸脱は施設によって異なっており、また多くの場合長期経過を追跡することが困難で、特定の成果は示されていない。当院では多臓器造影検査を用いて、より客観的に直腸脱に併存する性器脱を評価したうえで術式を選択するようにしている。
©Nankodo Co., Ltd., 2012