骨盤臓器脱・直腸脱に対する手術
直腸脱 直腸脱に対する腹腔鏡下Wells変法直腸固定術
佐々木 章
1
,
大塚 幸喜
,
川村 英伸
,
大渕 徹
,
池田 健一郎
,
若林 剛
1岩手医科大学 外科
キーワード:
外科用ステープラー
,
外科用メッシュ
,
仙椎
,
直腸脱
,
腹腔鏡法
,
直腸固定術
Keyword:
Laparoscopy
,
Surgical Mesh
,
Surgical Staplers
,
Rectal Prolapse
,
Sacrum
pp.1515-1518
発行日 2008年12月1日
Published Date 2008/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009025779
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腹腔鏡下Wells変法直腸固定術は、腹腔翻転部の直腸壁を仙骨岬まで引き上げ、仙骨前面に固定した複合メッシュに直腸後壁を縫合固定する方法である。複合メッシュによる直腸固定部の運動機能低下を最小限に抑えるために、癒着防止側であるexpanded polytetrafluoroethyleneシート側を直腸側においている。腹腔鏡下Wells変法直腸固定術は、直腸脱に対して低侵襲で再発の少ない手術と考えられ、高齢者に対して推奨できる。
©Nankodo Co., Ltd., 2008