腫瘍の術前・術中診断と術式選択
膵腫瘍の術前・術中診断と術式選択
鈴木 裕
1
,
阿部 展次
,
松岡 弘芳
,
柳田 修
,
正木 忠彦
,
森 俊幸
,
杉山 政則
,
跡見 裕
1杏林大学 外科
キーワード:
ガストリノーマ
,
インスリノーマ
,
リンパ行性転移
,
術前診断
,
膵切除
,
膵臓腫瘍
,
リンパ節郭清
,
外科診断
,
膵管癌
,
Solid-Pseudopapillary Tumor
,
膵管内乳頭腫瘍
,
粘液性嚢胞腫瘍
Keyword:
Diagnostic Techniques, Surgical
,
Insulinoma
,
Lymph Node Excision
,
Lymphatic Metastasis
,
Pancreatectomy
,
Pancreatic Neoplasms
,
Gastrinoma
,
Carcinoma, Pancreatic Ductal
pp.188-191
発行日 2007年2月1日
Published Date 2007/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007136150
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膵腫瘍に対する標準手術は大きな侵襲を伴うことが多い。しかし、嚢胞性膵腫瘍や内分泌腫瘍など良性~低悪性度腫瘍に対しては、縮小手術の適応となる場合がある。そのため、術式選択には腫瘍の存在診断・質的診断が重要である。浸潤性膵管癌は2006年にガイドラインが発行され、臨床医に実際的な診断・治療法がそれぞれアルゴリズムとして提供された。また、嚢胞性膵腫瘍や内分泌腫瘍は縮小手術が可能である。種々のモダリティを駆使し、最適な術式選択が重要である。
©Nankodo Co., Ltd., 2007