胃癌の外科 最近の諸問題
幽門側胃切除後の再建方法
八木 浩一
1
,
山口 浩和
,
野村 幸世
,
上西 紀夫
1東京大学 胃・食道外科
キーワード:
胃腫瘍
,
胃切除
,
術後管理
,
Roux-en-Y吻合術
,
胃形成術
,
食道空腸吻合術
,
胃十二指腸吻合術
Keyword:
Anastomosis, Roux-en-Y
,
Gastrectomy
,
Gastroenterostomy
,
Postoperative Care
,
Stomach Neoplasms
,
Gastroplasty
pp.1700-1705
発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007069240
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幽門側胃切除の再建方法にはさまざまな方法があり、施設・術者によって異なっているのが現状である。術式間の優劣を決定づける大規模臨床試験が行われていないため、必ずしもコンセンサスが得られていない。当施設では、早期胃癌症例では機能温存および残胃炎・逆流性食道炎・残胃癌の発生頻度を考慮し、幽門保存胃切除を第一選択とし、幽門保存が不可能の場合、幽門側胃切除・空腸間置再建を行っている。進行胃癌では局所再発の可能性を考慮し、幽門側胃切除・Roux-en Y再建を行っている。
©Nankodo Co., Ltd., 2006