胃癌の外科 最近の諸問題
腹腔鏡下幽門側胃切除術の展望
白石 憲男
1
,
末松 俊洋
,
衛藤 剛
,
安田 一弘
,
猪股 雅史
,
北野 正剛
1大分大学 消化器外科
キーワード:
質問紙法
,
胃腫瘍
,
胃切除
,
術後合併症
,
術中合併症
,
腹腔鏡法
,
リンパ節郭清
,
治療成績
Keyword:
Gastrectomy
,
Intraoperative Complications
,
Lymph Node Excision
,
Laparoscopy
,
Postoperative Complications
,
Surveys and Questionnaires
,
Stomach Neoplasms
,
Treatment Outcome
pp.1694-1699
発行日 2006年12月1日
Published Date 2006/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2007069239
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胃癌に対する腹腔鏡下幽門側胃切除術は年々増加しており、年間約2,000例以上が行われるまでになった。経験数の増加とともに、適応も早期胃癌からT2N0のいわゆる中期胃癌に拡大されている。また、胃全摘術や噴門側胃切除術、さらには完全鏡視下手術などへと、その応用拡大もなされている。胃癌に対する腹腔鏡下幽門側胃切除術が標準治療の一つとして定着するためには、安全な手技の確立と癌治療としての評価が急務である。
©Nankodo Co., Ltd., 2006