発行日 2006年4月1日
Published Date 2006/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006136471
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乳房温存療法(乳房部分切除術+乳房照射)は現在,早期乳癌に対する標準療法である.腫瘍径の大きなものであっても術前化学療法をうまく併用しながら乳房温存療法を行うことが可能となった.しかしながら乳房を温存する以上,温存乳房内再発は避けられず,このうち真の再発を低頻度に抑えることができるかが温存療法成功の鍵となる.新しい乳房温存のかたちとして,非照射,腫瘍床周囲の乳房照射などの照射法に関する工夫と原発巣に対する非外科的なアプローチなどが現在試みられている
©Nankodo Co., Ltd., 2006