乳癌治療の最前線
外科療法の現況と展望 乳房温存療法
中村 清吾
1
1聖路加国際病院 乳腺外科
キーワード:
MRI
,
リンパ行性転移
,
乳房腫瘍
,
放射線療法
,
部分的乳房切除
,
ネオアジュバント療法
Keyword:
Breast Neoplasms
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Lymphatic Metastasis
,
Radiotherapy
,
Mastectomy, Segmental
,
Neoadjuvant Therapy
pp.1161-1167
発行日 2009年11月1日
Published Date 2009/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2009362350
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わが国でも乳房温存療法は早期乳癌の標準治療となり、全手術の約60%に行われている。さらに、近年、乳房温存手術に、左右バランスのとれたきれいな乳房を残す技術が学問として整理され、従来から乳房切除術後に行われてきた乳房再建術に加えて、これらの手術手技を総称してoncoplastic surgeryといわれるようになった。今後、形成外科の専門医と協調しつつ、乳腺専門医をめざす医師への教育プログラムに組み入れていくことが望まれる。
©Nankodo Co., Ltd., 2009