発行日 2005年10月1日
Published Date 2005/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006036933
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79歳男性.患者はBorrmann 3型胃癌に対する胃全摘+膵尾部・脾・横行結腸腸間膜合併切除+2群リンパ節郭清術施行後,1ヵ月目に全身倦怠感,頭痛,眩暈が出現した.頭部MRIでは小脳左半球に2.0cm大の腫瘤を認め,腫瘤はT1にて等信号,T2にて低~高信号,Gd-DTPAにて造影された.以上より,胃癌からの転移性小脳腫瘍と診断し,定位手術的照射療法を施行した.治療後,症状の改善を認めたが,癌性腹膜炎,食道空腸吻合部再発を認め,約半年後に死亡した.尚,病理解剖は家族の希望がなかったため行わなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2005