発行日 2005年11月1日
Published Date 2005/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2006012450
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栄養サポートチーム(NST)活動の全国的広がりにより,本邦の周術期栄養管理も大きな変遷がみられている.術後合併症を起す術前の栄養学的危険因子としては,低栄養,高齢者における微量栄養素の低下などがあげられる.このためNSTを中心に確実な初期評価を行い,さらに周術期にNSTが積極的に介入し,症例個々に応じたimmunonutritionや抗酸化栄養療法などを駆使し,合併症発生を予防することが重要である.また術後感染防止には,CDCガイドラインをもとにしたinfection controlだけではなく,病院全体で質の高い栄養療法を実施するNST活動を加味した合同戦略の実践が重要である
©Nankodo Co., Ltd., 2005