発行日 2005年8月1日
Published Date 2005/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005231004
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
消化管間質腫瘍(GIST)の遠隔転移は肝と腹膜に多く,腹腔外臓器に生じる頻度は低い.転移性GIST治療の現在の第一選択はimatinib mesylateによる分子標的治療である.KIT陰性GISTやKIT遺伝子変異をもたないGISTではimatinib mesylateが奏効する可能性は低く,切除可能な腫瘍においては外科治療が優先される.Imatinib mesylate奏効例への外科的介入が患者予後を改善するかどうかは現時点では明らかでなく,データの蓄積が待たれる
©Nankodo Co., Ltd., 2005