発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2005188906
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48歳女.スッポン鍋を食べた翌日の夕方から腹痛と嘔吐を発症し急患センターを受診し,入院となった.腹部単純X線写真およびCT所見にて空腸と思われる部位に鉤状の異物を認めた.腹部超音波検査でも最大圧痛点に一致してシャドーを引くhigh echoic lesionを認めた.以上から,スッポン骨による腸管穿孔もしくは穿通を疑い,緊急手術を行ったところ,腹水を伴って小腸に穿孔を認めた.同部位をデブリードマンして単純閉鎖し,腹腔内を洗浄した.術後経過は良好で,術後6日に退院した
©Nankodo Co., Ltd., 2005