発行日 2004年6月1日
Published Date 2004/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004259844
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消化器癌手術症例における3重複癌の検討を行った.多重癌のうち3重複癌17例を対象にした.男性12例,女性5例であり,2例に被曝歴が認められた.3つの癌が同時性であったものは3例であり,2つの癌が同時性であったものは9例であった.残りの5例は異時性であった.第1癌が診断された年齢は平均61.0歳であり,第3癌が診断されるまでの期間は平均9.8年であった.合計51癌の内,40癌に対して手術が行われ,切除できたものは37癌であった.内視鏡的治療が3癌,放射線療法が3癌,化学療法のみが6癌であった.最終癌の確認より,5年以上生存した症例は2例であった
©Nankodo Co., Ltd., 2004