発行日 2004年3月1日
Published Date 2004/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004194099
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著者等の教室で手術を行った胆道癌155例中115例に治癒切除が得られ,そのうち57例(49.5%)に再発を認めた.おもな再発部位は,肝転移28例,PTBD瘻孔部1例,リンパ節転移11,局所再発22例,腹膜播種12例であった.再切除できたのは肝転移の1例とPTBD瘻孔部再発の1例のみであった.胆道癌再発の診断には視・触診,定期的なフォローアップには腫瘍マーカーの変動,ダイナミックCTやSPIO造影MRIなどの形態画像診断が有用である.そして代謝画像であるFDG-PETは転移巣の質的診断や全身検索に有用であり,今後汎用されるものと思われる
©Nankodo Co., Ltd., 2004