発行日 2004年2月1日
Published Date 2004/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2004170408
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
肝臓における阻血再灌流障害の病態生理について概説した.阻血再灌流障害は,阻血による酸素欠乏及び細胞内pHの低下,再灌流による酸化ストレスや細胞外細胞障害性因子などの数多くの病態が重積して発生すると考えられている.とくに細胞内pHや酸化ストレスは,mitochondrial permeability transitionが関与して細胞のアポトーシスやネクローシスを引き起すと考えられている.又,阻血再灌流障害の軽減にはischemic preconditioningなどが注目を浴びている
©Nankodo Co., Ltd., 2004